uestion 1

カレシはキレると物を投げたり、こわしたり、大声でどなったり…
これはデートDVですか?

Answer

からだに対する暴力だけが暴力ではありません。
物を投げたり、大声でどなるなども暴力のひとつです。
暴力にはさまざまなな形があります。

もしあなたが、息苦しさや、あるいは何か不自由だなと感じているなら

好きな人から暴力を受けると、だれだってショックで混乱したり、声も出ないほどの恐怖を感じたり、自分を責めたり、どうしていいかわからなくなってしまいます。もしあなたが、息苦しさや、あるいは何か不自由だなと感じているなら、相手からデートDVを受けているのかもしれません。

「イヤなことはイヤだ」と相手に伝えることは大切

たとえそのときは何も言えなくても、相手が泣きながらあやまるので 許してしまったとしても、あなたは悪くありません。怖かった気持ちを信頼できるだれかに相談しましょう。

             

uestion 2

「バカ」「ウザイ」「つきあってやってる」などいつもイヤないい方をします。
だれとどこにいるのか、など細かく行動をチェックしたりします…
でも、きらわれたくないから「いや」と言えません。

Answer

対等な関係とは、お互いを大切にしあう関係です。

ふたりの関係を見つめなおそう

ののしられたり、行動をチェックすることは、対等な関係とはいえません。少しでもイヤだと感じたら、その気持ちを正直に伝えてみましょう。

上手な伝え方はこちら

ただ、大切な人からの暴力によって、自分の気持ちが混乱し、自分が悪いと思ったりして何も言えなくなることもあります。もし、何も言えなくてもあなたは悪くありません。

信頼できる人に相談しよう

あなたにお説教しないで、話を聴いてくれるようなだれかが、あなたのまわりにいませんか?
友だち、お母さん、養護の先生、学校カウンセラー、担任、部活の先輩や先生…だれも見つからなかったら電話でも相談できます。
きっとあなたを否定せず受け止めてくれる人がいます。

             

uestion 3

デートDVを男子が受けることはありますか?
デートの費用はいつも自分が払っているし、次々に高額なプレゼントをねだられます。
バイト代はすべてカノジョのためで、むなしいです…
きらわれないためにはしかたないのでしょうか。

Answer

男子も被害にあうことがあります。
いつもお金を払わせられたり、無理やり物を買わせられたりします。
そのことで息苦しさを感じたら、それは「デートDV」かもしれません。

お互いが尊重できる関係を作ることが大切

暴力はチカラをもって、相手を自分の思い通りにしようとする行為であって、対等な人間関係の中では起こりません。相手とよく話し合い、お互いが尊重できる関係を作ることが大切です。イヤなことは「イヤだ」と伝える方がふたりの関係をよくしていくことにつながるはずです。なかなか言えなくて悩んでしまう時は、ぜひだれかに相談してほしいです。

                 

uestion 4

すぐにどなったり、物を投げたり、なぐったりけったりします。
最近それがどんどん暴力がエスカレートしてきて、身の危険を感じます。
こわくて、どうすればよいかわかりません。

Answer

どんな理由があっても、だれからであっても、
暴力を受けていい人はいません。

あなたは悪くありません。

暴力がエスカレートしている場合は「イヤ」と伝えたり、別れを切り出すと、もっとひどい暴力をふるわれる恐れがあります。そんな場合はふたりきりで話し合うのは危険な場合があるので、専門相談窓口や警察などへの相談も必要です。

専門機関や、信頼できる人に相談しましょう。

ひとりで悩まず、信頼のできるだれかに相談し、助けを求めてください。

最初に話した人がもしもあなたの気持ちを聴いてくれなかったとしても、あなたの話を信じてチカラになってくれる人は必ずいます。話し続けてください。

            

uestion 5

デートするたびに、性的行為を強要されます。
本当はイヤなんだけれど、断ったら、きらわれてしまいそうです。
どうしたらいいでしょうか?

Answer

あなたは大切な人…
どんなに好きな人からであってもイヤなことをされなくていいのです。

あなたは大切な人…

たとえ好きな相手であっても、あなたにとってイヤなことは「イヤだ」と伝えていいのです。
イヤだと言えなくても、あなたは悪くありません。そんな時は、信頼できるだれかに相談してください。電話相談なら匿名でも聴いてもらえます。
性的なことは、なかなか口にしにくいけれど、本当にどうしたいのか、きちんと話し合える関係が大切です。

カラダへの影響、妊娠のリスクも…

性的行為の強要により、妊娠したり、エイズを含めた性感染症にかかる心配もあります。性的な強要をされ、妊娠の恐れがある場合には、72時間以内に産婦人科を受診してください。少しでも異変や不安があったら病院等で、検査・治療を受けましょう。